今回は、小型アクティブスピーカー、TASCAM VL-S3BTの詳細レビューと口コミ・評判をご紹介したいと思います。
- 低価格で音の良いアクティブスピーカーを探している方
- Bluetooth aptX対応のアクティブスピーカーを探している方
- クリアで定位のよいサウンドを好む方
- 楽曲制作向けの小型スピーカーを探している方
TASCAM VL-S3BTの特長
設置場所を選ばないコンパクトサイズ
2ウェイという本格的な構成、余裕のあるパワーアンプを備えながらも、寸法 110 (W) × 170 (H) × 138 (D) mmのコンパクトサイズを実現。ノートパソコンが設置されたデスクトップにも難なく設置することができます。スピーカースタンドなど、スピーカー専用の場所を用意せずに設置できるため、購入したその日から優れたモニター環境を手に入れることができます。
2ウェイとバスレフポートによるワイドな周波数特性
パソコン用のデスクトップスピーカーと最も異なること、それは本格的なモニターサウンドです。コンパクトなサイズながらも80Hz~22kHzという周波数特性を実現しており、バスドラムの胴鳴りからきらびやかなウインドチャイムまでクリアにモニターすることが可能です。このワイドな特性はウーハーとツイーターから成る2ウェイ構成と、背面に配置されたバスレフポートによってもたらされています。
十分な出力を持つパワーアンプ
スペックだけの大出力化ではなく、デスクトップ環境で使いやすいパワーアンプを目指しました。余裕のある 14W+14W のパワーアンプは、パワフルな大音量のモニタリングだけでなく、小音量再生時でもバランスの良いモニタリングが可能で、夜間など大音量再生ができない環境でも十分に活用することができます。
RCAピン/ステレオミニ入力端子を装備
オーディオインターフェースや音響機器で多く採用されている、RCAピン入力端子を備えています。また、RCA端子に対し優先されるステレオミニ入力端子も備えており、市販のステレオミニケーブルを用いることでiPodなど携帯ミュージックプレーヤーを接続してモニター音質の確認を行うことができます。RCA/ホンプラグ変換ケーブルも同梱していますので、ホン端子出力のオーディオインターフェースも接続することができます。
Qualcomm® aptX™/AACコーデックに対応したBluetooth®再生
本体にBluetooth®レシーバーを内蔵しているため、スマートホンやパソコンなどリファレンス音源が保存されているデバイスからワイヤレスで音源の再生が可能。ケーブルを用意することなく制作中の音源との聞き比べをすることができます。Bluetooth®再生においては、一般的なSBCコーデックに加え、高音質・低遅延のQualcomm® aptX™、およびAACコーデックに対応。ワイヤレス再生とは思えない高音質の再生が可能です。入力の切替およびペアリングは本体前面のボタンから操作することができます。
VL-S3BT対応コーデック
SBC (Sub Band Codec):A2DP対応機器(Bluetooth®通信に対応したオーディオプレーヤーなど)では必ず対応している標準コーデックです。ヘッドセットマイクなどよりは高音質ですが、音質は後述のコーデックに劣ります。また、圧縮時に遅延が発生するため、動画などの試聴時はタイムラグを感じることがあります。
AAC (Advanced Audio Codec):主にiPhoneなどのiOSデバイスで使われるコーデックで、タイムラグがほぼありません。圧縮率はSBCと同等ですが、音質はSBCよりも優れています。
Qualcomm® aptX™:圧縮率が低いため原音に近い高音質での再生を行うことができます。また、タイムラグもほぼありません。
TASCAM VL-S3BTの口コミ・評判
ここでは、よい口コミとよくない口コミをそれぞれまとめました。
よい口コミ
- とてもクリアーな音質で人の声は鮮明でなおかつ、高音の抜けがいいです
- モニタースピーカーを謳うだけあって解像度は高いですし定位も正確です
- 情報量も豊富でライブ録音では空気感が良く伝わります
- 定位感が素晴らしい。ローエンドは欲張らず、バランスが良く、気持ち良いです
- 全体として明るく透明でスピード感のある元気なサウンド。ジャズ、ポップス、フュージョンはベースの超低音以外は概ね満足、クラシックはさすがに音域とダイナミックレンジ不足を感じますが、決して悪くはないと思います
- 低域はサイズからは想像出来ない位に出ます。中高域は不自然な感じも無く素直な印象を受けました
- 低音がとても自然で、高音はきらびやかではないですが、こもった感じもありません
- 低域の伸びはありませんがバランスよく過不足なく鳴ります
- 大きめの音で聞いていると本当にこの小さなスピーカーの音かと思うことがあります
- 有線に比べるとBluetoothの接続は音質が落ちますが、コーデックも高品質なため、あまり気にならないレベルです
- AnroidスマホとのBluetooth接続は一発で完了し、終始動作に不安はありませんでした
- 音切れ、遅延もほぼなく、動画鑑賞していても気にならない
- 筐体の(見た目の)質感は意外に悪くないと思いました
出典:Amazon
よくない口コミ
- ツィーターの指向性がかなり高く、耳に合わせてセッティングしないと高音がとても弱く感じるかもしれません
- リスニングポイントが厳密で少しでも頭をズラすと音が変わります
- 音像は小さく定位も良好ですが、音場はやや狭めに感じます
- 音がこもりがちでクリアではない(抜けない?)印象
- 重低音はスカスカなのでEDMやダンスミュージックみたいなものは向いていない
- 電源をいれると必ず最初にBluetoothモードになるので、いちいちボタンを押して切り替えないといけない
- Bluetooth接続で再生すると楽曲の頭が切れたり、イヤホンなどにBluetoothを切り替えた後に勝手に接続されたり…とBluetooth周りがどうにもは不安が残る
- ボリュームノブ、電源スイッチが背面にあるのは少し不便です
- PCからの外部入力(有線接続)とBluetoothの同時出力には対応していませんでした
- 実物が画像よりプラスチック感が出ててチープです
出典:Amazon
TASCAM VL-S3BTの音質チェック・使い方動画
TASCAM VL-S3BTの画像
TASCAM VL-S3BTのスペック・仕様
| 実用最大出力 | 14W+14W |
| スピーカーユニット | ウーハー 3インチ(76.2mm)、ツイーター 0.5インチ(12.7mm) |
| エンクロージャー形式 | バスレフ型 |
| 周波数特性 | 80Hz~22kHz |
| クロスオーバー周波数 | 8kHz |
| 入力端子 | RCAピンジャック(ステレオ)、3.5mm(1/8″)ステレオミニジャック |
| 入力インピーダンス | 50kΩ |
| Bluetooth®バージョン | 4.0 |
| 出力クラス | Class 2 (見通し通信距離:約10m) |
| 対応プロファイル | A2DP |
| 対応A2DPコーデック | SBC、AAC、Qualcomm® aptX™ |
| 対応A2DPコンテンツ保護 | SCMS-T |
| 入力電圧 | AC100~125V、50/60Hz |
| 出力電圧電流 | DC15V、2.4A |
| 消費電力 | 6.5W |
| 外形寸法 | 110 (W) × 170 (H) × 138 (D) mm (片側、突起部含まず) |
| 質量 | アクティブユニット(左側):1.1kg、パッシブユニット(右側):1.0kg |
| 付属品(VL-S3BT) | 専用ACアダプター(PS-P1524E)、左右ユニット接続用スピーカーケーブル、RCA-ホンプラグ変換ケーブル、取扱説明書(保証書付) |
| 付属品(VL-S3BT MIKU / VL-S3BT RINLEN) | 専用ACアダプター(PS-P1524E)、左右ユニット接続用スピーカーケーブル、接続ケーブル(3.5mm TRSプラグ)、取扱説明書(保証書付) |
まとめ
いかがでしたしょうか。
リーズナブルな価格ですが、クリアで定位のよい音質が魅力ですね。
レコーディングからBluetoothでの音楽鑑賞まで、幅広い用途に使用することが出来る製品だと思います。
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