今回はXiaomiのSIMフリースマートフォン、Redmi Note 10T、Redmi Note 11、Redmi 12Cの違いを比較していきたいと思います。
この3機種は2023年4月現在、実売価格20,000円前後以下(価格ドットコム調べ)で購入出来ますが、どれがいいのか迷っている方も多いかと思います。
ざっくり結論から言ってしまうと、
- Redmi 12Cは他2つを上回る要素はほぼ無し
- Redmi Note 11とRedmi Note 10Tは一長一短
- おサイフケータイが要るならRedmi Note 10T、不要ならRedmi Note 11
といった感じになるかと思います。
それでは項目ごとに細かく違いを見ていきましょう。
目次
Redmi Note 10T、Redmi Note 11、Redmi 12Cのスペック比較

プロセッサー性能

Redmi Note 10T
Redmi Note 10T | Redmi Note 11 | Redmi 12C |
CPU : Snapdragon 480 5G SM4350 2.0GHz オクタコア GPU : Adreno 619 |
CPU : Snapdragon 680 4G SM6225 2.4GHz オクタコア GPU : Adreno 610 |
CPU : MediaTek Helio G85 MT6769V/CZ 2.0GHz オクタコア GPU : Mali-G52 |
3機種ともANTUTUスコア20万台で、2023年基準ではエントリークラスの性能です。重いゲームをやるには不向きですが、普段使いには特段問題ないです。
メモリー・ストレージ
Redmi Note 10T | Redmi Note 11 | Redmi 12C |
4GB/64GB | 4GB/64GB | 3GB/64GB、4GB/128GB |
Redmi 12Cは128GBのモデルがあり、この大容量ストレージが数少ないアドバンテージです。
3機種ともmicroSDカードに対応しています。
ディスプレイ

Redmi Note 11
Redmi Note 10T | Redmi Note 11 | Redmi 12C |
6.5インチ FHD+ 2400×1080 20:9 , 90Hz , IPS , GorillaGlass3 | 6.43インチ FHD+ 2400×1080 20:9 , 90Hz , AMOLED , Gorilla Glass3 | 6.71インチ HD+ 1650×720 20.6:9 , IPS |
Redmi Note 11は有機ELで色がクッキリしており、Redmi Note 10TとRedmi Note 11はリフレッシュレート90Hzのためヌルヌル動きます。
カメラ

Redmi Note 11
Redmi Note 10T | Redmi Note 11 | Redmi 12C |
メインカメラ : 5000万画素(メイン F1.79)+200万画素(深度 F2.4)デュアルカメラ 前面カメラ : 800万画素カメラ F2.0 |
メインカメラ : 5000万画素(メイン F1.8)+800万画素(広角 118°FoV F2.2)+200万画素(マクロ F2.4)+200万画素(深度 F2.4)クアッドカメラ 前面カメラ : 1300万画素カメラ F2.4 |
メインカメラ : 5000万画素(メイン F1.8)+QVGA(ポートレート補助)デュアルカメラ 前面カメラ : 500万画素カメラ F2.2 |
カメラは超広角・マクロ・深度を備えたRedmi Note 11が多機能性という観点で最も優れています。
スピーカー

Redmi Note 11
Redmi Note 10T | Redmi Note 11 | Redmi 12C |
シングル | ステレオ | シングル |
Redmi Note 11はステレオスピーカーで、ハイレゾにも対応しています。イヤホンジャックは3機種とも搭載しています。
バッテリー

Redmi Note 10T
Redmi Note 10T | Redmi Note 11 | Redmi 12C |
5000mAh(急速充電 18W) | 5000mAh(急速充電 33W) | 5000mAh(10W) |
バッテリー容量は3機種とも5000mAhで、充電速度はRedmi Note 11が最も速いです。Redmi 12Cは充電端子がmicroUSBとなっており、時代遅れ感は否めません。
FeliCa / おサイフケータイ

Redmi Note 10T
Redmi Note 10T | Redmi Note 11 | Redmi 12C |
有 | 無 | 無 |
FeliCa / おサイフケータイを搭載しているのはRedmi Note 10Tだけで、Redmi Note 11、Redmi 12Cは非搭載(NFCも)です。
対応バンド
Redmi Note 10T(オープンマーケット版) | Redmi Note 11 | Redmi 12C |
4G LTE-FDD B1/2/3/4/8/12/ 17/18/19/26/28 LTE-TDD B38/39/40/41 (2545-2650MHz)/42 5G NR n3/n28/n77/n78 |
4G LTE FDD 1/2/3/4/5/7/8/12/13 /17/18/19/20/26/28/66 LTE TDD 38/40/413G |
4G LTE FDD 1/2/3/4/5/7/8/13 /18/19/26/28/66 LTE TDD 38/40/41 |
Redmi Note 10T、Redmi Note 11、Redmi 12C、全てSIMフリーモデルで、各社SIMで利用可能です。
Redmi Note 10Tに関してはオープンマーケット版とソフトバンク版の2種類(両方ともSIMフリー)があり、ソフトバンク版の方がより安くなっていますが、こちらはドコモのプラチナバンド(Band 19)に非対応のため、ドコモ系のSIMを使うのであれば避けた方が無難です。
3機種ともデュアルSIM対応、Redmi Note 10Tのみ5G、eSIMに対応しています。
防水・防塵

Redmi Note 10T
Redmi Note 10T | Redmi Note 11 | Redmi 12C |
防水防塵(IPX8 IP6X) | 防水(IP53) | 生活防水IPX2/防塵IP5X |
Redmi Note 10Tが最もタフネス性能に優れています。
サイズ・重量

Redmi Note 11
Redmi Note 10T | Redmi Note 11 | Redmi 12C |
サイズ : 163.0 ×76.0 × 9.0 mm 重量 : 198g |
サイズ : 159.87 ×73.87× 8.09 mm 重量 : 179g |
サイズ : 168.76 x 76.41 x 8.77 mm 重量 : 192g |
Redmi Note 11は比較的コンパクトで軽いです。
付属品
Redmi Note 10T | Redmi Note 11 | Redmi 12C |
保護ケース/SIMピン/ クイックスタートガイド/ 保証に関するお知らせ |
アダプタ / USB Type-C ケーブル / SIMピン / 保護ケース / クイックスタートガイド / 保証に関するお知らせ | ACアダプタ/USB ケーブル/SIMピン/クイックスタートガイド/保証に関するお知らせ |
Redmi Note 10TはACアダプタ、USBケーブルがついていません。Redmi 12Cはケースなしです。
発売時の価格
Redmi Note 10T(2022年4月) | Redmi Note 11(2022年3月) | Redmi 12C(2023年3月) |
34,800円(オープンマーケット版) 27,360円(ソフトバンク版) |
24,800円 | 19,800円(3GB/64GB) 23,800円(4GB/128GB) |
こうやって最初の価格を並べてみるときっちりグレード分けされているようにも見えますね。2023年4月現在の実売価格だとRedmi Note 10Tの値下げ率が最も大きいです。
まとめ

- おサイフケータイ(NFC)が必要➡Redmi Note 10T
- 5Gにこだわる➡Redmi Note 10T
- 防水・防塵➡Redmi Note 10T
- カメラの機能が豊富➡Redmi Note 11
- 画面がキレイなのがいい➡Redmi Note 11
- 音がよいのがいい➡Redmi Note 11
- 充電速いのがいい➡Redmi Note 11
- 大容量ストレージが欲しい➡Redmi 12C
Redmi Note 10TとRedmi Note 11は長所と短所がキッチリ分かれており、面白いですね。Redmi 12Cは発売されて間もないので、今後の実売価格の下がり具合によってはありかもしれません。
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