今回は、foobar2000を用いた、NASもネットワークオーディオプレーヤーもいらない、低予算でお手軽に出来るネットワークオーディオをご紹介したいと思います。
準備するもの:PC、Androidスマホ、 USB DAC 、アクティブスピーカー(もしくはアンプ+スピーカー)、Wi-Fi環境
※USB DACは無くても大丈夫ですが、あった方が明らかに高音質ですので、導入をオススメします。3000円前後の中華DACでも充分です。
目次
PCの設定(foobar2000)
まず、下のリンクよりfoobar2000をインストールします。後で追加するプラグインの都合上、32bit版をダウンロードするようにして下さい。
https://www.foobar2000.org/download
インストール方法について詳しくはこちら↓
1.メディアライブラリーの設定
foobar2000を起動後、File→Preferencesをクリックします。

Media libraryをクリックし、Music foldersの項目のAddをクリックし、音楽の保存元を選び、Applyを押します。(デフォルト設定では、ミュージックのフォルダーになっています。)

2.追加プラグインの導入
続いて、Componentsをクリックし、Get more componentsをクリックすると、追加プラグインのページに飛びますので、
- WASAPI output support
- UPnP/DLNA Renderer, Media Server, Control Point
※foobar2000 64bit版には非対応です。
の2つをダウンロードします。それぞれファイルを開きインストールし、Applyをクリックし有効化します。

プラグインのインストール方法について詳しくはこちら↓
3.出力の設定
次に、PCにUSB DACを接続します。
Playback→Outputをクリックし、
Deviceは、Wasapi(event): スピーカー(接続したDAC名が表示)、
Output formatはDACの数値に合わせ、Applyを押します。
※v2.0で、Output formatはDeviceのMore options(もしくは左メニューのOutput→Devices)から出力先ごとに変更する仕様になりました。

続いて、Tools→UpnP→Server→Streaming Profilesを選び、
- Renderer Capabilities
- Playback Stream Capture
の2箇所を、DACの数値に合わせて選択し、Applyを押します。

最後に、PCのデスクトップ下のタスクバーにある音声アイコンをクリックし、音声出力先を、
スピーカー(接続したDAC名が表示)
に、変更します。

これでPCのセッティングは完了です。
Androidスマホ( BubbleUPnP )
Playストアから、BubbleUPnPアプリをダウンロードします。
https://play.google.com/store/apps/details?id=com.bubblesoft.android.bubbleupnp&hl=ja
こちらのアプリを用いて、再生等のコントロールを行います。
再生方法の説明
PCとUSB DAC、USB DACとアクティブスピーカー(もしくはアンプ)を接続します。
foobar2000を起動します。
スマホをWi-Fi接続にして、BubbleUPnPを起動します。
左下のMoreをタップします。

Select rendererとSelect libraryで(下の赤丸部分)、それぞれfoobar2000を選択します。



Media Libraryを選択し、音楽ファイルを選び、再生します。

※PCとスマホは、同一ネットワーク上でインターネット接続してください。