10月16日にデビューしたK-POPグループBLACKSWANですが、今回の騒動を受け、活動を一時中止することになりました。さらに騒動の当事者であるメンバーのヘミ(Hyeme)はグループを脱退する事態となりました。今回は、この騒動の一連の流れを説明していこうと思います。
参考記事
https://news.kstyle.com/article.ksn?articleNo=2155576
https://news.kstyle.com/article.ksn?articleNo=2155628
https://news.kstyle.com/article.ksn?articleNo=2155668
10月26日、男性Aさん(ヘミと2年前にInstagramで知り合う)が「ヘミがInstagramのDMを通じて、ファンだった自分に連絡し、食費や生活費、家賃などを理由に1年間で計5000万ウォン(約465万円)相当のお金を借りたが、返済を要求すると連絡が途絶えた。」とし、水原地方検察庁に告訴状を提出した。
さらにAさんは、「 “歌手として成功したらお金を返す” という彼女の言葉を信じ支援したが、彼女に用意したオフィステル(事務所としても住居としても使える施設)は、他の男性とのデート場所として使用され、貸したお金のほとんどは遊興費に使われた。(Aさんと)ヘミとの関係については恋人関係では絶対にない。」と主張した。
上記の内容の記事が11月9日に報道される。
11月10日の音楽番組SBS MTV「THE SHOW」のBLACKSWANの出演が中止となる。
所属事務所であるDRミュージックは10日「物議をかもして大変申し訳ない。ヘミに確認した結果、はじめに報道された内容が歪曲され、誇張された部分が多い。」とコメント。
ヘミは事務所を通じて、「(Aさんは)SNSで出会ったと言っていましたが、実はAfrica TVでBJ(配信者)としてしばらく活動していたときに、ピョルプンソン(アプリ内での投げ銭)を送ってくれた“Africaの会長”という名前の人に、感謝の気持ちを込めて会っただけで特別な意味はなかった。それにも関わらずA氏が宿所に来てお酒を飲みながら『恋人になりたい』と言ったり、性的要求をするなど、過度な要求をしてきたので避けるしかなかった。事前の連絡なしに家に会いに来るなど、プライバシーも侵害されたが、性的な要求は絶対に受け入れなかった。家賃として言及されたお金も、Aさんの主張のように数百万円ではなく120万ウォン(約11万円)だけだ。」と釈明した。
さらに、「性的関係の要求や会うことに恐れて連絡を避けただけであって、詐欺を働いたり悪意を持って連絡をしなかったわけではない。活動が始まるのに、逃げるはずがない。オフィステルを男性とのデートの場所として使用したなど、異常な女性という表現をしたことは、我慢できない。それはないという事実を立証する証人と証拠がある。」と強調した。
DRミュージックはA氏を相手取って悪意的な虚偽事実の流布による名誉毀損、脅迫罪、強制わいせつなどの疑いで法的に対応すると予告した。また、BLACKSWANの11日以降の公式活動を暫定的に中止すると発表した。

なお、ヘミの脱退について事務所側は、
・2020年11月7日でヘミは契約を満了していた。(2015年に前身グループRANIAのメンバーとしてデビュー)
・ヘミは今回のBLACKSWANのデビュー曲の活動をもって脱退することが決まっていた。(デビューはコロナの影響で予定よりずれ込んでいた)
と主張しており、つまり今回の騒動によりその活動が中止(終了?)となってしまったため脱退の運びとなったようです。また、ヘミの反訴については今後も事務所側はサポートしていく、とのことです。
まさかこんな形でデビュー活動が中止となってしまうとは・・・。ファンの皆様、特にRANIA時代からカムバックを待ちわびていたファン(私も含む)にとっては辛いものがありますが、再起を信じるしかないでしょう。そしてヘミさん、RANIA時代含め約5年間の活動お疲れ様でした。こんな唐突な別れになるとは思ってもいませんでしたが、今回の騒動がひと段落したら、またいつか歌手として再デビューしてほしいなと思います。
追記
公式ツイッターとインスタグラムに掲載された事務所の釈明文によると、残念ながらヘミさんは今回の活動をもって歌手としてのキャリアを終了し、一般の生活に戻るそうです。
— Blackswan Official (@blackswan_drent) November 12, 2020